瓜生岩子
のゆかりの地
女性初の藍綬褒章を受賞、
「日本のナイチンゲール」と呼ばれる社会福祉の母
「日本のナイチンゲール」と呼ばれる社会福祉の母
岩子は、江戸時代後期の文政12年(1829)、耶麻郡熱塩村(現在の熱塩加納村)に油商であった父、渡邊利左衛門と母りゑの長女として生まれました。
子どもたちが一人前になると、岩子は社会児童福祉に力を入れていきます。戊辰戦争では、敵味方の区別なく負傷兵を看護し、避難民の救援に尽くしました。明治になると、喜多方に幼学校を設立し、読み書きそろばんなどを教えました。
1. 瓜生岩子刀自生誕之地碑(若狭屋)
喜多方市字北町上
昭和27(1952)年建立。数メートルほど入った所に、幼少期を過ごした油商/若狭屋があった。
2. 瓜生岩子の墓・坐像(示現寺)
喜多方市熱塩加納町熱塩温泉甲795
明治30(1897)年4月19日に69歳で病没。本堂裏の墓域にある。坐像は昭和7(1932)年に建立されたが戦争で供出。昭和30(1955)年に再建された。
3. 瓜生岩子記念館(蔵の里)
喜多方市字押切2-109
記念館には瓜生岩子の功績と共に、岩子の銅像、包帯クズで作った着物、写真、褒章資料など、様々な資料が展示されている。館内撮影OK。
4. 瓜生岩子刀自裁縫教授所跡の碑(長福寺)
喜多方市岩月町大都前田
岩子51歳の頃、廃寺であった長福寺を無償で借り受け、貧窮者のための裁縫教授所を開所、授産指導や相談活動も積極的に行った。当時の建物は老朽化し、昭和56(1981)年に再建された。
5. 熱塩温泉山形屋
喜多方市熱塩加納町熱塩字北平田甲347-2
岩子が9歳の時、父が病死。母の実家である温泉旅館「山形屋」に身を寄せる生活を送ることになり、「瓜生」という姓を名乗るようになった。